あこや貝の第2の人生：ピタピタ跳ねる

きらきら、ピタピタ。
貝殻たちが跳ねる、やさしい音が聞こえてきます。

真珠を採り終えたあこや貝、九谷焼の粘土、あこや貝由来の釉薬。

アーティスト・Yuko Nishikawaさんの手によって、それぞれの素材に、新たなリズムと命が吹き込まれました。

この作品のはじまりの言葉は、「AM7:00の光」。昨日と今日の境界線。過去を静かに手放して、「今日も良い1日にしていこう」と自分と小さな約束を交わす時間です。

その約束をした瞬間、朝の光がきらりと差し込んで、少し背筋が伸びて、気持ちも明るくなる。そうして、昨日と今日のあいだに光が宿っていくのです。

小さな人の動きや、かすかな風に揺れて跳ねるこの作品を見ていると、いつだって、あなたの心にも「AM7:00の光」を取り込むことができるかもしれません。