ANNA DIAMONDは「We are Editors. Story about reshined materials.」を掲げ、素材の背景や人生の想いをジュエリーという形で紡ぎ出すブランドです。
ブランド名「ANNA」は、デザイナー森春菜の10歳年下の妹に由来します。彼女がデザイナー森と同じ年齢になる10年後、より輝かしい社会が訪れることを願い、私たちは常に未来を見据えた選択を模索しています。
その象徴として、私たちは地球や人への思いやりがある「ラボグロウンダイヤモンド」を採用しています。
ラボグロウンダイヤモンド
ラボグロウンダイヤモンドとはなんですか?
ラボグロウンダイヤモンドは、その名の通り、最先端の技術によってラボで育てられたダイヤモンドです。人工ダイヤや合成ダイヤとも呼ばれますが、化学的にも光学的にも、採掘された天然ダイヤモンドとまったく同じ本物のダイヤモンドです。
唯一の違いは、その生まれ方。地球の奥深くで何百万年もかけて形成されるのではなく、科学者たちが自然界の条件を、研究所のなかで忠実に再現することから始まります。そうして作られた高温・高圧の環境下で、炭素原子が結晶化し、天然ダイヤモンドと同じ構造を持つ美しい輝きが生まれるのです。
ラボグロウンダイヤモンドには、環境負荷を軽減し、倫理的に製造されるという大きなメリットがあります。また、コストを抑えながらも高い品質を実現できるため、より多くの人にその特別な輝きを届けることが可能です。
人にも地球にも思いやりがある選択肢であるラボグロウンダイヤモンド、まさに「人類の叡智が生み出した奇跡の結晶」です。その美しさと価値を、ぜひ手に取って感じてみてください。
なぜ選ばれるのですか?
ANNA DIAMONDをはじめ、世界中で愛されているラボグロウンダイヤモンド。その理由は、このダイヤモンドが「優しさ」「美しさ」「大胆さ」を併せ持つ特別な素材だからです。環境にも、人にも、未来にも優しい選択。それが、新しい時代の輝きです。
倫理的な輝き
地球にも人にも優しい選択、ラボグロウンダイヤモンド。採掘を行わないことで、環境への負担を減らし、持続可能な未来を見据えた輝きを届けます。生息地を守り、水を汚さず、労働環境にも配慮されたこのダイヤモンドは、美しさとともに思いやりの精神を身に纏う特別な存在です。
自由で大胆な選択
同じ輝きを、もっと身近に。ラボグロウンダイヤモンドは、手に取りやすい価格で、これまでにはない贅沢で大胆なジュエリーの選択肢となります。
ラボで生成されたダイヤモンドは本物ですか?
ラボグロウンダイヤモンドは、間違いなく本物のダイヤモンドです。キュービックジルコニアやモアッサナイトのような模造品ではなく、化学的・物理的に天然ダイヤモンドと完全に同一の特性を持っています。ただ、その違いは、地球の奥深くで数十億年かけて形成されるのではなく、最先端の技術を用いてラボで育てられたことにあります。
ラボグロウンダイヤモンドは、2ヶ月前後の時間をかけ、高度な化学合成法によって生成されます。その後、天然ダイヤモンドと同じ技術で研磨され、カット、カラー、クラリティ、カラットの4C基準で等級付けされて市場に流通します。
[ 4C基準の品質表示 ]
カラー(Color):D(無色)に近いほど希少で価値が高い。
クラリティ(Clarity):内包物が少なく、透明度が高いほど美しい。
カット(Cut):石の輝きを最大限に引き出す研磨とプロポーションが重要。
カラット(Carat):サイズや重量でダイヤモンドの存在感が決まる。
ANNA DIAMONDでは、1カラット以上のルースについては、IGIなど国際的な鑑定機関による検査・証明書付きのラボグロウンダイヤモンドのみを厳選しています。さらに、すべてのルースの仕入れにおいて、4Cだけに頼るのではなく、熟練の職人による目視での品質の確認を大切にしています。
ラボグロウンダイヤモンドは偽物ではありません。採掘されたダイヤモンドとまったく同じ物理的、化学的特性を持っています。
by スティーブン・モリソー氏(米国宝石学会〈GIA〉広報担当者)
天然ダイヤモンドができるまで
ダイヤモンドは地球の奥深く、地表から約160キロメートル下にあるマントルで形成されます。この場所では、地球の中心に近づくにつれて高まる圧力と温度が、炭素をダイヤモンドに変える「自然の炉」を作り出します。ダイヤモンドは、純粋な炭素で構成される唯一の宝石です。
何億年も地球の内部で眠っていたダイヤモンドは、大規模な火山噴火によって地表へと運ばれます。このプロセスは驚くほど速く進行し、わずか数時間で完了したと考えられています。そのスピードのおかげで、ダイヤモンドは溶けることなくその輝きを保ちました。現在私たちが手にする天然ダイヤモンドは、10億年以上から35億年前に形成されたものです。
ダイヤモンドの採掘方法は主に3つあります。
露天掘り(ピット):
大型機械を使い巨大な穴を掘り出して採掘する方法。
沖積採掘:
川底や土手に堆積したダイヤモンドを回収する方法。
海底採掘:
海底の堆積物を吸い上げてダイヤモンドを探す方法。
しかし、これらの採掘方法はいずれも環境に悪影響を与える可能性があります。また、採掘ダイヤモンドの中には「紛争ダイヤモンド(血のダイヤモンド)」と呼ばれるものが含まれることがあります。これらは、戦争地域で紛争の資金源として使われるダイヤモンドを指します。国際的な「キンバリープロセス」によってその数は減少しましたが、採掘されたダイヤモンドが完全に紛争や環境問題に無関係であると保証するのは難しいのが現実です。
ラボグロウンダイヤモンドができるまで
ラボグロウンダイヤモンドは、高圧高温法(HPHT)または化学蒸着法(CVD)のいずれかの方法で成長させることができます。どちらの方法でも、「ダイヤモンドシード」と呼ばれる、髪の毛ほどの薄さの単結晶ダイヤモンドから始まり、数週間かけてダイヤモンドが育まれます。
高圧高温法(HPHT):
地球のマントルを模した環境を再現する方法です。このプロセスでは、華氏5000度(摂氏約2760度)の高温と非常に高い圧力が加えられ、金属触媒を使って純粋な炭素がダイヤモンドシードの上に結晶化します。興味深いことに、HPHT技術は天然ダイヤモンドの鮮やかさを高めるためにも利用されています。
化学蒸着法(CVD):
まるで3Dプリントのようにガスを使ってダイヤモンドを成長させる方法です。水素とメタンガスを高温でプラズマ化し、その中で炭素片をダイヤモンドシードに少しずつ積み重ね、結晶化させていきます。
完成したダイヤモンドは、熟練の技術者とハイテクレーザーによって丁寧にカット・研磨されます。その結果、物理的、化学的、そして視覚的にも天然ダイヤモンドとまったく同じ特性を持つダイヤモンドが生まれるのです。