#12 指輪以外の、愛の証

#12 指輪以外の、愛の証

ダイヤモンドといえば、多くの方が「婚約指輪」を思い浮かべるでしょう。

現に、星の数ほどあるジュエリーブランドを見ると、ほとんどのブランドが婚約指輪のコレクションをつくっています。



さて、「婚約指輪はあまりに大切だから、箱にしまっている」、というお話をよく耳にします。

私はダイヤモンドの輝きが大好きです。

世の中には、触ることができる”現実にある夢”がいくつもあるけれど、ダイヤモンドもその一つだと思います。

せっかく、こんなにも美しいものを愛するパートナーから贈ってもらった、

なのに箱にしまっているなんて、ああ、それは勿体無い、勿体無い!



でも、わかるんです。

私自身もそうですから。いただいた結婚指輪、しまっておきたくなるんですよね。

ダイヤモンドという物質的な価値を超えた、精神的な価値が宿っているから、

世界中の何よりも大事なもののひとつです。

ですから”万が一”のことがあれば心がちぎれてしまうほど悲しいから、

ならば大切にしまっておこう、その気持ちを心から理解できるのです。



それなら、指輪以外のダイヤモンドの愛し方を創ってみよう。

そんな思いから始まったのが、「証 -愛の流動性-」の作品です。



「証 -愛の流動性-」 (特設ページはこちら




制作者:吉田薫、ANNA DIAMOND
制作年:2024
素材:シルバー925、ラボグロウンダイヤモンド、水性塗料
価格:お問い合わせください。



これは、指輪以外の愛の証、居住空間に「飾るダイヤモンド」です。



都会に眠る都市鉱山由来のシルバーをプレート状に引き伸ばし、キャンバスとして見立てました。

そこに、線画家・吉田薫氏の異なる過去の版から抽出された2本の線が描かれます。

2人のパートナーが、これまで歩んできた人生をもちよる瞬間です。

その人生の交点には、ダイヤモンドが輝きます。



この作品がお届けするのは、ダイヤモンドの美しさだけではありません。

そう、経年優化です。




本作は、「Fluidity of Love Collection」に付随する作品です。

本コレクションが強調するのは、変わりゆく姿こそが愛の本質であるということ。




“Fluidity of Love Collection”  (コレクションページはこちら

抽象的な愛という概念に、「愛の流動性」という言葉で輪郭を与えたコレクション。

愛を、水に喩えよう。川になり、海になり、雲になり、雨になる。

刻一刻と姿形を変えながらも、そこに存在し続ける愛。

愛に、輪郭を与えよう。「愛の流動性」という言葉で、変化の美しさを際立たせる。

変化は悲劇的なものではなく、歓迎されるべき愛の本質だ。

このコレクションでは、グラデーションのデザインで、刻一刻と変化する愛の美しさを讃える。



愛の流動性を体感いただけるように…この作品は制作されました。

無垢のシルバーは、時の流れとともに深みを増し、やがて静かに黒みを帯びてゆく。

そして、年月を重ねるほどに、シルバーと線画、ダイヤモンドのコントラストが際立ち

その輝きは、さらに豊かに、さらに深く、時を超えて増していくのです。




愛の証は、片方の指先でのみ輝き、ときに箱の中で静かに眠ります。

もっと自由で、もっと新しい愛の証があってもよいのではないか。

そんな想いから生まれた本作は、代官山のANNA DIAMOND Galleryでご覧・ご購入いただけます。

価格などの詳細は、店舗もしくはinfo@breval.jpまでお問い合わせください。

 


[ ANNA DIAMOND Gallery ]
〒150-0035 東京都渋谷区鉢山町13-13 代官山ヒルサイドウエストB2F
詳しくはこちら



最後になりますが、この仕事をしていると、特別なご褒美をいただけます。

お客様から、大切なパートナーと愛を誓い合ったこと、その喜びを共有していただけるのです。

ときに喜びのメッセージで、ときに直接その興奮を共有してくださったり、

お写真でご連絡いただくこともあります。

2025年も、みずみずしい愛で溢れた1年になりますように。



ANNA DIAMOND Founder / Designer
森春菜