#1 美

#1 美

朝起きて一番にすること。
大切な人と交わす何気ない言葉。
毎日身に纏うジュエリー。
日々の小さな選択肢は、静かに線となり、やがて人生の輪郭を成していきます。

この世界には、無数の美しいジュエリーが存在します。
そのなかから一つのジュエリーを選び取ることは心踊る喜ばしい行為でありながら、難しいことでもあります。
好みのデザイン、憧れのブランド、適切な価格。

そんな時に選択肢のひとつに入れて頂きたいのが、地球や他者への思いやりがあるエシカルなジュエリーです。
ANNA DIAMONDは、ジュエリーの世界に「倫理的に美しいジュエリー」という新しい選択肢を生み出します。

 

ANNNA DIAMONDについて

ANNNA DAIAMONDは倫理的にも美しいジュエリーを創るジュエリーブランドです。

素材にはラボグロウンダイヤモンドや、通常は日の目を浴びない愛媛県宇和島産の規格外のアコヤパール、リサイクルメタルなどを使用しています。
適切な規模での生産管理を行い、素材の直接買い付けなどで適正な価格を実現するなど、素材の調達からジュエリーがお客様に届くまで、倫理的な美しさにこだわっています。

 

ANNA DIAMOND が考える「倫理的な美しさ」

2015年の国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、世界中の人々が「持続可能(サステナブル)」な未来を目指して活動しています。

ジュエリーとサステナビリティは、切っては切れない関係です。
ダイヤモンドや貴金属には、直接的・間接的な環境破壊、鉱山での劣悪な環境での労働や児童労働などのさまざまな問題があります。また、採掘された宝石類などが紛争の資金源になっているケースも存在します。

ANNA DIAMOND では、我々の精神や身体に寄り添うジュエリーこそ「倫理的な美しさ」を兼ね備えるべきものだと信じています。


「倫理的な美しさ」の定義

はじめに、お伝えしなければいけないことがあります。
サステナビリティとファッション業界は、基本的に相反する存在であるということです。
それでもANNA DIAMOND は、今この瞬間の彩りや幸せを蔑ろにすることなく、未来を思いやる道があると信じています。
そして何より、サステナビリティを完璧に体現することは非常に難しいことですが、不完全であれ、1歩ずつ前進して、より善いものづくりを追求する姿勢こそが、今の時代に必要なものだと考えています。

 

「倫理的な美しさ」の3要素

ANNA DIAMOND では、倫理的な美しさは3つの要素から成り立つと考えています。
透明性のあるものづくり
他者への思いやりがある素材
さらなる倫理的な美しさを追求する姿勢


1. 透明性のあるものづくり

ANNA DIAMOND では、どこで、誰が、どんな環境でものづくりをしているのか知り、皆様にお伝えすることを心掛けています。
その活動の一貫として、2023年8月~9月に東京/パリで開催された展示会では、真珠養殖を行う愛媛県宇和島市の山下真珠さんや、ジュエリー加工を行う山梨県甲府市の工房の様子を写真におさめて、写真展として皆様にシェアしました。
これからも、より透明性を持ってお伝えできるよう活動を続けてまいります。


2. 他者への思いやりがある素材

倫理的にも美しいジュエリーの中心には、他者への思いやりがある素材があります。ANNA DIAMOND では、並々ならぬ熱意を持って「思いやり」をキーワードに素材を選んでいます。

 

-ラボグロウンダイヤモンド

その名の通りラボ(lab:研究室)でグロウン(grown:成長)した、ダイヤモンドのことです。合成ダイヤモンド・人工ダイヤモンドとも呼ばれます。
天然のダイヤモンドと同じ成分や特徴を持つため、カットや研磨が施されたものを天然石か人工石かを肉眼で判断するのは非常に難しいと言われています。
ラボグロウンダイヤモンドは、鉱山で採掘するダイヤモンドと比べて、環境負荷が少なく労働問題や紛争にも関わらないことで知られている素材です。

 

-リサイクルメタル

廃棄された家電や携帯電話・パソコンなどの中に含まれる、金・銀・プラチナなどの有用な金属資源を回収して、再利用したもののことです。
鉱山の採掘に例えて「都市鉱山」とも呼ばれています。従来の鉱山から貴金属を採掘するのに比べて地球への思いやりがあり、トレーサビリティーが確保されやすい特徴があります。

 

-ロスパール

収穫される真珠のうち、真っ白でまん丸なものは1割だけ。 色や形がユニークなものは宝飾品として認められず、廃棄されていました。 しかしANNA DIAMOND は、個性があるものにこそ価値があると考えています。そして何より、そのようなユニークな真珠に価値を見出すことは、長い年月をかけて作ってきた真珠養殖の職人さんへの敬意だと考えています。

 

3. より善いものづくりを追求する姿勢

「倫理的な美しさ」を体現するにあたり最も大切な要素は、現状に甘んじないことだと考えています。
より善いもの作りをする余地があると信じて、試行錯誤をすること。
旧習を疑い、より善い方法を編み出すこと。
あらゆる仮説を立てて、動き続けること。
それこそが、倫理的な美しさを体現するために重要な姿勢だと思います。

 

今後の活動

ひとつの選択によって、未来は変わります。
ジュエリーは、創る人と、身に纏う人が揃って初めてジュエリーたることができます。
ANNA DIAMOND のジュエリーが、新しい時代に飛び立つ人にそっと寄り添い、共に、より美しい明日を切り拓くことができますように。

そんな祈りを込めて、ジュエリーをお届けします。