ダイヤモンドといえば、多くの方が「婚約指輪」を思い浮かべるでしょう。
現に、星の数ほどあるジュエリーブランドを見ると、ほとんどのブランドが婚約指輪のコレクションをつくっています。
さて、「婚約指輪はあまりに大切だから、箱にしまっている」、というお話をよく耳にします。
私はダイヤモンドの輝きが大好きです。
世の中には、触ることができる”現実にある夢”がいくつもあるけれど、ダイヤモンドもその一つだと思います。
せっかく、こんなにも美しいものを愛するパートナーから贈ってもらった、
なのに箱にしまっているなんて、ああ、それは勿体無い、勿体無い!
でも、わかるんです。
私自身もそうですから。いただいた結婚指輪、しまっておきたくなるんですよね。
ダイヤモンドという物質的な価値を超えた、精神的な価値が宿っているから、
世界中の何よりも大事なもののひとつです。
ですから”万が一”のことがあれば心がちぎれてしまうほど悲しいから、
ならば大切にしまっておこう、その気持ちを心から理解できるのです。
それなら、指輪以外のダイヤモンドの愛し方を創ってみよう。
そんな思いから始まったのが、「証 -愛の流動性-」の作品です。
「証 -愛の流動性-」 (特設ページはこちら)
制作者:吉田薫、ANNA DIAMOND
制作年:2024
素材:シルバー925、ラボグロウンダイヤモンド、水性塗料
価格:お問い合わせください。
これは、指輪以外の愛の証、居住空間に「飾るダイヤモンド」です。
都会に眠る都市鉱山由来のシルバーをプレート状に引き伸ばし、キャンバスとして見立てました。
そこに、線画家・吉田薫氏の異なる過去の版から抽出された2本の線が描かれます。
2人のパートナーが、これまで歩んできた人生をもちよる瞬間です。
その人生の交点には、ダイヤモンドが輝きます。
この作品がお届けするのは、ダイヤモンドの美しさだけではありません。
そう、経年優化です。
本作は、「Fluidity of Love Collection」に付随する作品です。
本コレクションが強調するのは、変わりゆく姿こそが愛の本質であるということ。
“Fluidity of Love Collection” (コレクションページはこちら)
抽象的な愛という概念に、「愛の流動性」という言葉で輪郭を与えたコレクション。
愛を、水に喩えよう。川になり、海になり、雲になり、雨になる。
刻一刻と姿形を変えながらも、そこに存在し続ける愛。
愛に、輪郭を与えよう。「愛の流動性」という言葉で、変化の美しさを際立たせる。
変化は悲劇的なものではなく、歓迎されるべき愛の本質だ。
このコレクションでは、グラデーションのデザインで、刻一刻と変化する愛の美しさを讃える。
愛の流動性を体感いただけるように…この作品は制作されました。
無垢のシルバーは、時の流れとともに深みを増し、やがて静かに黒みを帯びてゆく。
そして、年月を重ねるほどに、シルバーと線画、ダイヤモンドのコントラストが際立ち
その輝きは、さらに豊かに、さらに深く、時を超えて増していくのです。
愛の証は、片方の指先でのみ輝き、ときに箱の中で静かに眠ります。
もっと自由で、もっと新しい愛の証があってもよいのではないか。
そんな想いから生まれた本作は、代官山のANNA DIAMOND Galleryでご覧・ご購入いただけます。
価格などの詳細は、店舗もしくはinfo@breval.jpまでお問い合わせください。
[ ANNA DIAMOND Gallery ]
〒150-0035 東京都渋谷区鉢山町13-13 代官山ヒルサイドウエストB2F
詳しくはこちら
最後になりますが、この仕事をしていると、特別なご褒美をいただけます。
お客様から、大切なパートナーと愛を誓い合ったこと、その喜びを共有していただけるのです。
ときに喜びのメッセージで、ときに直接その興奮を共有してくださったり、
お写真でご連絡いただくこともあります。
2025年も、みずみずしい愛で溢れた1年になりますように。
ANNA DIAMOND Founder / Designer
森春菜